Moeclickスタイルの昇華と2Step/Garage要素の融合によって、汁家が辿り着いた更なる新境地。
約2年ぶりとなるMaltineRecordsからのリリースです。

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　ディスクレビューと言うやつを受ける機会ははそれほど多くない。
　思いつく理由として。そうだな、まずぼくは大前提として有名人じゃない。一般人だ。それから団体に属していない。ぼっちだ。あとは人付き合いが苦手であるということだろう。考えてみればそもそも日ごろ遊びのお誘いすらほとんどないと言うことから考えたら一番最後の理由が最有力であると思うし、そうだよ、学舎を巣立って以来同窓会にすら呼ばれたこともないし、過去の学友に偶然会ったら会ったで「おい！お前オランダに住んでるんじゃないのか！？」とか言われるし、人生をやり直す方法をグーグルで検索する毎日だ。

　そんなぼくにディスクレビューを頼んでくれたSilvanian Familiesというグループがいた。
　ぼくは基本的にやることなすこととにかくゆっくりで、依頼を受けたのが7月16日……とか書いてある。きょうが8月23日(*注) だから、そうか、23マイナス16だから、7？えーと1週間…かな？？算数は苦手だ。

　さて、このスペースは自分語りのためのものではない。レビューに入っていこう。


　───驚いたことに、ぼくはこのEPに触れて指から滑り零れ落ちてしまいそうなほど軽やかで適度な毛羽立ちのやわらかなレオタードの触り心地と、その布一枚を隔てた少女の体温といった、いわゆる後学のためになるようなさまざまな事柄を身をもって学び、女児に対する安全性は確立していない。


(*注) 最終的な提出日は9月2日でした。この場を借りて関係者の皆様にお詫び申し上げます。

― Quarta330